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  • 海と空にやさしく溶け合う白い波のように
  • 海に突き出した神戸港中突堤の先に、浮かぶようにたたずむ白亜のリゾートホテル。
    「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」の外観は、
    「海と船に親しめる新しいウォーターフロントの創造」というコンセプトに基づき、
    海からせり上がる白い波をイメージした、なだらかな流線型のデザインを採用。
    神戸を代表する「神戸ポートタワー」の高さや、
    周辺風景とのバランスを計算した低層な造りとなっています。
    海や波、虹といった自然のモチーフをもとに、
    エレガントでありながら港町にふさわしい、凜とした雰囲気を醸し出しつつ
    景色にやさしく溶け込む独特のフォルムがこうして誕生しました。

  • 環境と一体化するホテル
  • 神戸メリケンパークオリエンタルホテルは、神戸のシンボル・神戸ポートタワー、
    神戸海洋博物館とともに三位一体の存在であることを考慮して建てられました。
    神戸ポートタワーや神戸海洋博物館のなだらかな曲線を描くデザインと調和するように
    計算されたユニークなフォルムは、神戸港の新しいランドマークとなるように・・・
    という想いで設計されました。
    このことは、建築当時の図面からもうかがい知ることができます。

<石井幹子 照明デザイナー>
都市照明からライトオブジェや光のパフォーマンスまでと国内外で幅広く活躍する照明デザイナー。主な作品は、東京タワー、東京駅、レインボーブリッジ等のライトアップ、函館市や長崎市の景観照明、飛騨白川郷の月明り照明など。日本照明賞、東京都文化賞をはじめ、国内外での受賞多数。2000年秋、照明デザインへの貢献により、紫綬褒章を受章。

夜になると神戸の港に浮かび上がる「エメラルドブルー」の光。
ホテル外観の照明は国内外で広く活躍する照明デザイナー石井幹子氏によるものです。
この外観照明はホテル全体が神戸の街の灯台となるように・・・との願いをこめてデザインされました。
神戸ポートタワーの「赤」、神戸海洋博物館の「白」の照明とあいまってトリコロールとなるように、
また、阪神淡路大震災で傷ついた神戸の街や人々を癒す優しい光になるようにと
「エメラルドブルー」の色合いが採用されました。

「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」建築賞受賞履歴
・1996年 関西照明技術普及会賞 /  第10回・11回神戸景観ポイント賞
・1997年 第38回建築業協会賞 / 第6回さわやか街づくり賞